川坂の囃子は東京の神田古流で、撥さばきが非常に細かく、強弱が激しいもので、笛や太鼓が賑やかな、昔ながらのお囃子です神田古流は現在の埼玉県入間市に伝わり、入間市から転住された三木信夫氏の指導により、川坂囃子連に伝わりました。「屋台」ではキツネが悪魔払いをします。「聖天(しょうてん)」「鎌倉」では獅子が食べ物をもとめ、その後、満腹になり、居眠りをします。「四丁目」は獅子が飛び起きて、代わりに、手力男命が現れ、天の岩戸を開けます。「子守唄」「数え唄」に変わり、おかめが獅子を抱いて子守をします。子どもを寝かせ、羽根つきやまり付きをします。「仁羽」では天の岩戸の話がモチーフとなった馬鹿囃子になります最後に、「屋台」なり、悪魔払いをしたキツネが出てきて、めでたし、めでたしとしめます。
昭和58年中野で唯一山車がなかった川坂。「子どもたちにもさびしい思いをさせている」という気持ちから、囃子連が発足し、平成元年に山車が完成しました。川坂囃子連が設立して、およそ30年。山車ができて、およそ25年。山車のある川坂で育った方々が、川坂囃子連の若連として活躍して、地元の子どもたちの指導もしています。遠くは東京都北区から来る方もいます。
夏に拝見しましたが、細かい撥さばきで他の参加団体よりも濃い味付けにも感じました。
源流は入間市の文化財になっている、西三ツ木囃子みたいですね。西三ツ木囃子も難易度が高く、正確に他の地区へは伝えられていないみたいです。YouTubeでかくにんしましたが、神田古流とは全く別物に感じました。
また来年も楽しみにしています。
コメントありがとうございます。西三ツ木に住んでいた方がこちらの方に越してきて、川坂にお囃子を指導しました。歴史は比較的浅く平成元年ぐらいからだったと思います。一応、今の指導の方が神田古流といっているので、そう書きましたが、お囃子は口伝なので、師匠によって型が変わってしますし、他の自治会の影響も少なからず、あるかもしれません。