津久井観音霊場」カテゴリーアーカイブ

中野堂

根小屋にある中野堂。このお堂は自治会館の中にあります。元々は筑井さんの所有でしたが、廃仏毀釈の関係で、ここの集落で管理しています。ご開帳初日ということで、地域の方が大勢いらっしゃいました。

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お堂の飾りは地元の方が手作りで作ったそうです。

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湘南寺

湘南ではなく、城山にある湘南寺。湘南という地名は中国の湘南に似ているからつけられたそうです。相模川が相模台地を削った地形はいわれてみれば、中国のような雰囲気もします。
観音さまは高い位置に祀られ、今回のご開帳を期に改修したそうです。本堂には、終戦直後の航空写真が飾られていました。檀家さんたちと当時はない圏央道やこれからこの地に通るリニアの話をしました。自然が数万年かけて作った地形も人間の数十年にはかなわないとも思いました。

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東林寺

高野山真言宗のお寺です。
お寺の方に、かつて、高野山の宿坊でお世話になったことを話すと、坂を登ったところにあるところですね。と即答してくださいました。
庭木がそよいでいました。
各札所には5•7•5•7•7の御詠歌があります。御詠歌は節を付けて唱えます。宗派により、流派が分かれています。
高野山真言宗・・・金剛流
真言宗智山派・・・密厳流
臨済宗建長寺派・・・鎌倉流
曹洞宗・・・梅花流
などいろいろあります。
御詠歌の始まりは、平安時代と言われ、花山法王が33箇所の観音霊場を巡礼したことに由来しているそうです。遣唐使が廃止され、国風文化が花開いていた時期で、和歌が流行し、かな文字が作られました。
津久井観音霊場の御詠歌は開場したときに作られたもので、江戸時代にできたそうです。

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