夏ももう終わり、秋の季節になりました。畑も秋の準備をします。夏に採れたトウモロコシ、きゅうり、かぼちゃの畑を麦畑にする計画です。
まず、畑を耕します。耕す効果を自分なりに挙げてみます。
①根が張るように土を柔らかくする
②土の中の細菌たちのため、空気を入れる
③雑草を取り除く
こんな感じです。
耕運機を使って耕します。
およそ30分ほどで耕すことができました。音がうるさいので、近所の方にはご迷惑お掛けしました。動画をYouTubeにアップしました。
土を深く耕すことができれば、収穫量も増えます。
人類は鉄を使うことで、耕す効率が飛躍的に上がり、生産効率も上がりました。
鉄は鉄鉱石や砂鉄の形で存在し、加工しなければなりません。
ヒッタイトという民族が初めて鉄を作ったと世界史で習いました。この鉄は農耕はもちろん戦争でも使われ、ヒッタイトとエジプトのガデッシュの戦いもありました。
日本では、縄文時代後期から弥生時代の間に伝わってきました。
木の鍬の先端に鉄を付けた鍬で耕していたそうです。奈良時代に公地公民制ができたのも、関係が深いかもしれません。当時、鉄は大変貴重で、国から鉄を借りて畑を耕していたそうです。鉄を借りているから、その鉄で作った土地は国家のもので、その分生産が増えるので、税金を取るという理屈を考えることができます。
時代が平安時代になると、鉄が普及し、自分で鉄を持って土地を開拓するようになりました。その中で発生したのが武士です。自分の作った土地を国の役人の都合で勝手に取られるのはご免ということで、一所懸命に土地を守りました。
その武士たちが鎌倉時代へと歴史を変えていきました。
鎌倉時代では、二毛作が普及し、春、夏は米、秋、冬は麦といった作物を育てました。製鉄技術も向上し、より質の高い鍬が出回るようになりました。名刀を作った正宗は鎌倉時代後期から南北朝時代の初期にかけて活躍していてました。
室町時代では、大量生産ができるようになりました。日明貿易の際、刀が輸出品になるほどでした。もちろん、中国でも製鉄技術はありますが、製鉄には莫大な量の木が必要で、その木が減少したため、生産効率が悪くなったとも言われています。室町時代の刀はこのような時代背景から質はよくなかったそうです。
江戸時代では、農具の開発が進み、備中鍬、千歯こきはもちろん、竹の子を掘るためだけの農具も作られたそうです。オーダーメイドで鉄製の農具を作ることは昭和まで盛んに行われていました。