日別アーカイブ: 2014年5月14日

春日堂

前回までは個人宅でご開帳が行われましたが、今回は神社の境内の社務所で行われています。明治維新までは神社とお寺は同じ人が管理していたことが多くありました。例えば、神主さんがお寺を、お坊さんが神社を管理するようなことです。当時の用語で別当と言います。しかし、明治政府の神仏分離令で、神仏混淆(こんこう)は廃止され、神社と寺院が別の今の方になりました。そのとき、春日神社の観音さまを個人の方が引き取ったそうです。江戸時代では、神社の境内でご開帳を行ったそうです。約150年の時を経て、また昔の形に戻りました。

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安養寺

このお寺には住職がおらず、第14番の顕鏡寺のお坊さんが兼務しています。千手観音で、仏壇ギリギリに納められているので、下からのぞくように見ないと、お顔が拝めませんで。本堂は前室が畳敷きで、居心地がよく、お茶を二杯いただきました。イノシシに乗った仏像について巡礼に来た方が檀家さんに尋ねたところ、「よくわかりません。」と答えたそうです。そのことについて、私に聞いてきましたが、私もわかりませんでした。調べたところ、どうやら戦いの神様の摩利支天ではないかと思います。

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慰霊塔が敷地内にあったので、この地域の中心的な寺院だったと思います。

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