前回までは個人宅でご開帳が行われましたが、今回は神社の境内の社務所で行われています。明治維新までは神社とお寺は同じ人が管理していたことが多くありました。例えば、神主さんがお寺を、お坊さんが神社を管理するようなことです。当時の用語で別当と言います。しかし、明治政府の神仏分離令で、神仏混淆(こんこう)は廃止され、神社と寺院が別の今の方になりました。そのとき、春日神社の観音さまを個人の方が引き取ったそうです。江戸時代では、神社の境内でご開帳を行ったそうです。約150年の時を経て、また昔の形に戻りました。
春日堂
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